ワニを食べる

           
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           本日は旧暦の三月三日。

           桂林が属する広西壮族自治区は、2014年より

           壮族の祭りが行われるこの日を含めて二日間の連休と定めています。

           今年は4月4日の清明節のお休みと繋げて
 
           なんと3月30日から4月4日まで6連休となりました。

           中国全土は4月2日から4日までの3連休のみです。

           ちなみに、4月3日は本来お休みではないので、4月8日の

           土曜日に振り替え出勤・授業が行われるというシステムです。
           
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           壮族の祭りは、日本の歌垣のようなもので、

           元々は若い男女のお見合い的な儀式でもあったそうです。

           この像は以前も紹介した「劉三姐(リュウ サンジエ)」。

           歌で強大な敵を倒したという、

           まるで『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイのような女性。

           
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           国慶節並みの大型連休とあって、桂林市内でも様々なイベントが

           開催されています。まずは、「美食節」ことグルメフェス。

           「ま、いつもと同じような品揃えか」と思っていたら

           ワニの肉を発見しました。

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           実は、以前桂林に赴任していた協力隊員と連絡をとったときに

           「ワニ・バーガー」を日本で食べたという話題が出まして。

           といっても、彼が食べた「ワニ」は「鰐」ではなく「鮫」だったのですが。

           神話の「因幡の白ウサギ」に登場する「ワニ」ですね。

           画面左側、丸いまな板に載せられているのがワニ肉です。


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           ということで、「これは鰐の方のワニを食べねば!」と注文。

           赤く見えるのは唐辛子の粉です。味は、鶏胸肉と白身魚を足して

           やや白身魚寄りといった感じでした。

           中国の『春秋左氏伝』には「龍を見つけたので食べた。味は鶏肉に

           似ていた。」という記述があるそうですが、これは気候が寒くなり

           地中で冬眠状態となった「揚子江鰐」が掘り起こされたのではないか、

           と考える学者もいるんだとか。


           最近は都内でもオーストラリア産のワニ肉が食べられるようです。

           興味のある方はどうぞ!