ブログ名を「わいさんぽ」としました。
Yahoo ブログのサービス停止に伴い、以前のブログをこちらに移行しました。
ネット規制が厳しい中国からでもこのブログは閲覧可能とのことなので、現在の状況を友人に伝える目的で、新たに記事を投稿することと致しました。
ブログ名は「わいさんぽ」としました。
よろしくお願いいたします。
ご飯の御供・雲腿
雲南の火腿(ハム)ということで、雲腿(ユィン トゥイ)と呼ばれます。
中国のハムといえば金華ハムが有名ですが、
買ってきてくれたことから知ったもので、ラオウーさん曰く
「そのまま薄く切ってご飯に載せると美味しいよ!」とのことだったので、
炊きたてのご飯や熱々のお粥で食べています。
発酵食品なので、そのままだと独特の臭みがあることにはありますが、
ま、納豆みたいなものであまり気にはなりません。
何よりも発酵することで旨みの増した豚肉の脂がご飯の熱で溶け出し、
漬け込まれた塩味でいい具合にご飯やお粥が味付けされていきます。
この部分は重さ調整用の赤身部分なので、脂肪分があまりないのですが、
炊きたてご飯に載せてしばらく置いておくといい塩梅に塩味がついてきます。
中国の、ご飯の御供の一つとして、お勧めいたします。
国慶節
10月1日より、中国は最大の連休・国慶節の7連休に突入しました。
7連休に調整するために、9月29日の土曜日と30日の日曜日は
学校では授業・仕事人は出勤という調整が行われました。
以前、日本からの先生の中には「7日連続で休むために、
7日連続で出勤するなど合理的なシステムではない!」と憤慨される方も
いましたが、何せ国土面積が日本の22倍、里帰りするだけでも
私が桂林から東京の実家にたどり着くよりもはるかに長い時間を要する
学生もいる中国ですので、こうしたシステムを採るしかないのだと思います。
まぁ、中国中が移動するので、観光地として名高いここ桂林も
街中がストリートカフェのようになって大変です。なので、
この時期は多めに食料を買い込んで引き籠もることにしています。
写真は、中心広場のモニュメントを組み立てる園林局の方々。
月餅
日本は昨日の秋分の日が日曜日と重なって連休ですが、
中国は本日が中秋節で土曜日から三連休。
といっても、中国最大の七連休である国慶節が
十月一日から始まるので、中国人民の皆さんは今回は
あまり動かないようです。
さて、中秋節といえば月餅。
定番は、アヒルの卵の黄身が入ったものやナッツの餡のもの
なのですが、ラードをふんだんに使った昔ながらのものは
最近は若者に敬遠されているようです。手のひらサイズでも
カロリーは簡単にカツ丼を超えるそうですから侮れません。
ということで、今回は定番以外のものを買ってみました。
感じです。
「板栗月」栗の餡です。栗饅頭に近いので、日本人には親しみやすいかも。
「パイナップル・ケーキ」を月餅に応用した一品。
ハーゲンダッツはアイスクリーム月餅、とそれぞれの特徴を活かして
商品が開発されているようです。
まぁ、本日夕方からどんどん値引きが始まっていくんですが・・・。
「何を言うか!重大だからこそ公表すべきだ!」
菅井きんさんが、九十二歳で亡くなられたそうです。
『必殺仕事人』シリーズの「せん」を代表作にあげている記事が多いですが、
私が大好きなのは、
1954年の『ゴジラ』第一作で演じられた女性国会議員です。
男性国会議員は
「こんな重大なことは、国民に公表しない方がいい。」などと
言い出します。
そこで、菅井さんのこの台詞です。
「何を言うか!重大だからこそ公表すべきだ!」
まだ戦争が終わって、十年たっていない頃です。
正しい情報が秘匿され、大本営から「我が方の損害軽微」などと
国民が騙され、破滅へと突き進んでいった記憶も生々しい頃でしょう。
当たり前のことを、堂々と言う女性議員。
はて、60年以上経過した現在、
国会で同じことが言える方が、どのくらい在籍していらっしゃるのでしょうか。
菅井きんさん、ありがとうございました。