冬瓜盅と鴿のロースト

           あの、中華料理の豪華フルコースでよく見かける、

           「冬瓜を器にしたスープ」を単品で提供してくれる店が

           あるということで、ラオウーさん夫妻と出かけました。

           お店の名前は、「南海 鴿天下」。
           
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           「鴿」という字は、鳩のことです。訓読みでも「はと」と読みます。

           「鴿」も「鳩」も、左側は鳴き声を表していて、
           
           「合」は中国語の発音ではハとホの間ぐらい

           つまりホゥ、ホゥという鳴き声から

           「九」は日本語のク、つまりクー、クーという鳴き声から

           出来ているのだそうな。


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           で、こちらが「冬瓜盅」の最初の状態。外側にも並々と

           スープが注がれています。「冬瓜盅」の「盅」とは

           「取っ手の付いていない器」を表すのだそうです。


           元々は西瓜を使った宮廷料理だったものを、冬瓜を使った

           広東料理にアレンジしたものだそうです。


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           このお店では、そこにアヒルの肉とスペアリブ、水クワイ

           投入して煮込みます。

           ジャガイモのように見えるのが、皮を剝いた水クワイです。


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           煮込んでいる間に、この店の看板料理「ハトのロースト」を

           ムシャムシャ。生後4週間ほどの若鳥だそうです。

           んまーい!


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           20分ほどで「冬瓜盅」がいい状態になりました。


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           スープを飲み、具材を食べ、さらに冬瓜の内側を削っていき

           とろとろのところをまた食べます。

           んまーい!


           ネットで調べてみたら、東京でもこの「冬瓜盅」を単品で

           メニューに載せているレストランはなかなかないようです。


           香港の名店の東京支店のコースの中に見つけましたが、

           お一人様1万5000円から2万円というコースでした。

 
           桂林じゃ庶民の料理で良かった!