小道具 その2
うちの大学は元々理系大学なので、
教室の全てが語学教育に対応しているわけではありません。
語学教育といえば、やはり音声教材。
「そういえば、現役の中学教師だった頃、同僚の英語の先生が
授業のたびに巨大なCDラジカセを教室に運んでたな-。
あんな巨大な機械は嫌だけど、教室で手軽に学生に音声を
聞かせることの出来るものはないものか?」
と考えていたところ、半年ほど前に発見したのがこれです。
その名も!
「たこーのーかくおんきー!」(ここは大山のぶ代さんの声で読みましょう。)
多功能拡音機、です。
底面にマイクロSDカードのスロットが二つあり、
前面のボタンキーでMP3を再生することが出来ます。
これ自体はちょっとした携帯ラジオほどの大きさなのですが、
「拡音機」という名前はダテではなく、
信じられないほどの爆音で音声を再生してくれます。
それもそのはず、実はこの「多功能拡音機」はお年寄りのためのもの。
桂林市内の公園などではこれを首から下げながら、「京劇」の音声を
轟くような爆音で流しつつ散歩を楽しんでいるおじいちゃんをよく
見かけます。
ということで、これでも教室で充分すぎるほどの音声を
再生してくれるのです。
ありがとう、中国のおじいちゃんおばあちゃん!