かえるめし
馴染みの「砂鍋飯」屋さんへ行ったら、
新メニュー「田鶏飯」が出ていたので注文。
田鶏とは、ニワトリではなくアカガエル。
現代の日本では、かなり敬遠される食材かと思いますが、
天武天皇の時代に肉食が禁じられて以来、明治までは
結構食べられていたようです。
明治五年に発行された『西洋料理指南』にも、
カレーライスの材料としてアカガエルが挙げられています。
また『日本書紀』には「もみ」という、ガマガエルを
煮た料理が吉野地方の人に食べられているという記載があるそうな。
この「もみ」が大変美味だったことから、かつて
関西弁では否定する形で、「もみない」という言葉が
おいしくないという意味で使われていました。
ということで、アカガエルを使った「田鶏飯」
大変美味しゅうございます。