ケーキも美味しくなってきた!

 90年代の初め頃に桂林に住んでいた日本人たちの悩み(?)、それはおいしいパンやケーキがなかなか手に入らないということ。

 日本からの手土産に、「東京ばな奈」を持ってくると、桂林の人々は大喜び。実のところは、桂林の人々も美味しいパンやケーキを求めるようになってきたのかもしれません。

 そんなところに現れたのが、摩瑪蛋糕(モー マー ダン ガォ)の「滋味蛋糕」。25日に登場したところ、28元という高額にも関わらず一店で500個も売れたそうな。
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                     では、開けてみましょう。
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 中味はレアとベイクの中間といった感じのチーズケーキ。チーズ自体、以前の桂林人には拒絶反応を示す人が多かったので、桂林人の味覚もかなり許容性が広がったようです。

 味は、日本でいえばコンビニのチーズケーキのレベルに近いですが、それでも桂林のケーキにとっては大きな進歩。
 もっとも、値段も28元(発売記念価格で、本当は36元だそうです。)と桂林では高額。日本円では約380円と、まさにコンビニの価格ですが。
 桂林での物価感覚をお伝えするのはなかなか難しいですが、1元を日本円の100円の感覚でとらえていただくと分かりやすいように思います。百グラムの桂林米粉が一杯2.5元=250円。タクシー初乗りが8元=800円。
 桂林では、ガソリンが1リットルで約8元ですから物価の感覚でいえば、800円も払っていることになります。車に乗る人々が嘆くのも分かります。

 2800円から3600円なら、日本でもいい値段のケーキ。おいしいものにはお金を惜しまなくなってきている中国の人々。消費熱はますます高くなるようです。