鑑真和上をここにも迎えたい。

 昨年、「開元寺舎利塔」が一般公開されたときの様子をお伝えしましたが、


 現在は「鑑真事跡陳列館」等の看板ははずされ、以前と同じように中の見学はできなくなりました。
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 さて、来年の上海万博に合わせて、鑑真・空海の座像が上海で展示される見通しになったそうです。

 とても残念なのは、この開元寺舎利塔は鑑真和上が滞在したと分かっているにも関わらず、日本の方の注目を集めていないことです。夜のナイトクルーズ「両江四湖」でもその前を通るはずですが、どれだけの日本人の方が「鑑真和上ゆかりの寺」と理解して眺めていらっしゃるでしょうか。ましてや、鑑真和上も歩いたであろう、象鼻山近くの道を歩いてこの塔に近づく方がどれだけいるのか、と思います。

 海南島から桂林に到着した鑑真和上を、当時の桂林の都督は五体投地し足に口づけして出迎えたそうです。日本渡来前に鑑真和上が1年を過ごした場所。
 もっと多くの日本の方に知っていただきたいものです。訪れる方が多くなれば、内部の公開も再開されるかもしれません。