それは2003年の年末に突如始まった。

思い起こせば、あれは2003年の年末。いつものように桂林を訪れていた私に、友人が「そうそう、あなた向けの良いマンションが売りに出ているよ。見に行ってみない?」と言い出しました。

 それ以前にも、桂林市内のマンションの資料は見ていました。しかし、ほとんどが大家族で住むことが前提の広くて高いマンション。なかなか良いものがありませんでした。なにより、外国人である私はローンが組めません。現金で払える範囲の物件しか望めないので、半ばあきらめていたのも事実。
 向かったのは、桂林バスステーションの真向かいの工事現場。事務所に入ると、大部分の部屋は売れていました。未だ売れていない部屋に、独身者向けの28平米のものが。モデルルームを見せてもらうと、なかなか手頃。値段は約12万元(180万円)。滞在期限はあと五日ほど。とりあえず、手付けに1割を払えば良いとのこと。それならば手持ちの現金とクレジットカードのキャッシングを合わせればなんとかなる!さて、どうしたものか?(続く・・・といっても、まぁ、購入するのですが・・・。)