8月8日に桂林に戻ったのですが・・・
戻る前日、7日は台風五号の影響で
中部国際空港を中心に、日本の空は大混乱。
8日8時40分羽田発上海浦東空港行きに搭乗予定でしたが
次第に関東・東京方面へ近づく台風のニュースに、
7日の夕食後、羽田に向けて自宅を出ました。
幸い、羽田空港は24時間営業なので、羽田にずっといることを
考えての行動でした。
一夜明けて無事に上海へ到着した私が見たものは・・・
「遅延」と「キャンセル」が大量に表示された
案内板でした…。
おまけに、12時過ぎの桂林便はキャンセルになっています。
あまりに表示しなければならない便が多いため、
いつまでたっても私の乗る予定の便が表示されません。
私が持っている搭乗券には15時25分の搭乗時刻は
記載されているものの、羽田で全行程分を受け取っているため、
搭乗ゲートが記載されていません。
浦東空港に到着したら、自分で確認する搭乗ゲートの番号が
全く表示されないのです。
そして、3時25分、案内板の最下部に変化が。
3時25分出発予定の南寧(桂林の南にある広西壮族自治区の
政府がある都市)便が突如表示されると同時に、「搭乗終了」の文字が!
しまった!
浦東でチェックインした私と同じ便に乗る乗客は、
搭乗券に記載された搭乗ゲートに集まっているに違いない!
このままでは乗り遅れる!
しかし、他の搭乗ゲートでは多くの人民の方々が航空会社職員に
詰め寄っています。
詰め寄る人民の皆さん。
ようやく人民の詰め寄りの隙を突いて、職員に聞く私。
「9377便のゲートはどこ?」
素早く端末で調べてくれる職員。「9番。」
結構遠い場所にある9番ゲートへと急ぎました。
そして、9番ゲートに到着する直前、
「桂林行きのお客様、出発ゲートは3番に変更です。」とアナウンスが。
さらに遠い3番ゲートへ他の乗客と共に向かう私。
何とか間に合い、30分ほどの遅れで桂林便は無事離陸。
桂林両江空港では珍しく、タラップとトランスポーターで
ターミナルへ。
ここで「おおっ!」と思ったのが、
一番最後に
まず全身麻痺の老人を背負い航空会社の職員がゆっくりタラップを
おり、続いて半身麻痺の男性を職員と家族がサポートしており、
乗客全員と職員全員が彼らが乗り込み終わるまで待っていたこと。
どこかの国のどこかの格安航空会社に是非とも見てもらいたい風景でした。
というわけで、桂林に戻りました。