そして50年

           そんな時代も あったねと

           いつか話せる 日が来るわ

           あんな時代も あったねと

           いつか笑って 話せるわ



           ラオウーさん夫妻と食事に行った万福広場の「江南公社」。

           最初は別の四川料理の店に入ろうとしたのですが、

           満席で30分は待つと言われ、湖南料理のこちらの店に。

           
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           湖南省毛沢東の故郷で唐辛子を使った料理が有名です。

           日本では中国の辛い料理というと四川料理を思い浮かべるかと思いますが、

           四川料理は中国山椒の花椒を使った「麻辣(マーラー)」という

           舌が痺れる料理なのに対し、湖南料理は唐辛子だけを使う

           純粋に辛い料理として中国では認知されています。

           
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           服務員さんは、男性も女性もかつての「紅衛兵」の服装。

           そう、ここは「文化大革命」をモチーフにしたレストランなのです。

           
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           お茶や、ビールやコーラを飲むのも、このホーローのカップ


           
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           お茶の急須には、毛沢東林彪が。「林彪は日本語で何と読む?」

           とラオウーさん。「リンピョー。」と私。後に権力闘争に負けて

           飛行機で逃げますがモンゴルで死んじゃうんですよね。

           
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           最初は、名物の「毛主席の紅焼肉」を頼もうかと思いましたが

           ラオウーさんの提案で「ウシガエル鍋物」に。

           蛙は抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、かつては日本でも

           良く食されていた食材です。慣れると美味しいです。

           
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           醤油チャーハン。日本人がイメージするチャーハンそのもので

           激ウマでした。

           
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           豚の血を使った腸詰めの炒め物。意外とあっさりしていました。


           狙って入ったわけではないんですが、

           奇しくもこの次の日は「文化大革命」が決定されて50年目の日。


           私の協力隊員時代のカウンターパート(協力隊員と共に活動して

           共に学ぶ人)も、付き合い始めてから十年以上経ってようやく

           笑いながら自分の「文化大革命」時代を話してくれましたが、

           暗い時代を笑い飛ばせる、

           そんな普通の生活がずっと続いてほしいものです。