小道具
「日本語の授業には小道具を!」というのは、
私が日本語教師になってすぐに指導を受けた
波多野ファミリスクールの大蔵守久先生の教え。
で、こちらがもう10年ぐらい使っている小道具、
「内Pクイズ判定BOX」です。
これ、買ったものではなくて、ゲームセンターの
UFOキャッチャーの景品として見事一回100円で
獲得した物。裏面を見ると、発売元は「株式会社タカラ」。
現在は同業の玩具会社トミーと合併して「タカラトミー」に
なっているあたりも、一昔前を感じさせます。
この小道具が活躍してくれるのが、入学したばかりの
1年生の授業。
当然、日本語の文字を読むことも聞き取ることも
出来ない学生がほとんど。そんなとき、中国語で説明するよりも
正しければ「ピンポーン!」、間違っていれば「ブブーッ!」と
鳴らす方が、学生たちが「何だ?何だ?」と考えるようになるのです。
その他、役に立つ小道具が日本の100円ショップで売られている
この「○×ボード」。表が○で裏が×になっています。
中国では、正解の場合欧米同様「✓」をつけるので、
日本式に慣れさせるのに欠かせません。
1年生は入学してすぐは軍事訓練を受けるため、今年の授業開始は
9月末。
さて、どんな反応を見せてくれるのか楽しみです。