元宵節
昨日は元宵節(ユェン シィァオ ジィエ)、
旧暦の一月十五日で
ラオウーさんのお父さんのお宅で
ラオウーさん一族と食事会をしました。
なぜこの日を祝うのかというと、元々「春節」は
旧暦の元旦であり旦の字は象形文字で地平線の上の太陽
を表し、新年初の太陽の光を祝うのに対し、
「元宵」は新年初の満月を祝うという意味があります。
また丸い月に掛けて家族円満も祝う日でもあります。
で、この日中国の北方では元宵、
南方では湯圓(タン ユェン)というあん入りの白玉団子のようなものが
食べられます。
写真は桂林市内で売られているゴマ餡の湯圓。
最近はこの二つはほとんど区別されなくなったようですが
本来は違うものなんだそうです。
「元宵」はまず餡を作り、それをピンポン球より小さめにちぎったものを
ざるのようなものに並べ、餅米の粉をかけながら振ります。
こうすることで餡が自然と丸くなり、周りに米の粉が付くのです。
「湯圓」はまず白玉粉で餃子のような皮を作り、
それに餡を包んで手で丸めていきます。
なので、食べてみると「元宵」の方が表面が薄く糊状
なのに対し、「湯圓」の方は表面がもちもちとした食感です。
広い中国、こんなところにも違いがあります。