辣条

           現在、うちの学生たち、というより

           中国の若者たちに流行っているのが

           「辣条(ラー ティァオ)」を買って食べること。


           辣条というのは、小麦粉のグルテンを利用して肉の

           食感を出した中国のジャンクフード。


           辛いので、特に辛いものを好む湖南省四川省を中心に

           作られて食べられているそうな。
           
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           学生に言われて、私も買って食べてみました。

           中国の禅宗のお寺などで、「素食」という名で

           やはり小麦粉のグルテンで肉を再現した料理がありますが、

           こちらは何というか・・・。固めの麩ですね。そして辛い。

           もうどうしようもなくジャンクフードという感じです。

           
           何故こんなジャンクフードが流行り始めたのかというと、

           それは、アメリカへ留学した中国人学生が発端。

           子どもの頃慣れ親しんだ「辣条」が無性に食べたくなり、

           探したところあることはあったのですが、なんと!
           
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           この写真ではお値段12ドル+送料。

           どんなに高くても中国なら100円以内で買える「辣条」が

           アメリカでは約15倍!留学生はそれでも買って食べたとかで、

           このニュースが中国の学生に伝わるや、

           「アメリカでは金持ちの食べ物である辣条を、

            我々は中国国内で思う存分楽しもう!」となったのだそうです。


           そういえば、今年前半の話題作アニメ「ピンポン」で

           主役のペコが日本のお菓子を食いまくっているシーンと

           中国からやって来た孔文革が同じく大量に中国のお菓子を

           持ってきているシーンがありました。

        
           子どもの頃に染みついた味って、忘れられないもんですねぇ。