黒服物語
昨日は「万聖節」ことハロウィン。
元々世界的な観光地で外国人も多いここ桂林では、
「ハロウィンって何?」ということもなく、
かといって突然家のドアをノックされて開けてみると
「菓子くれ!」と子どもが立っているでもなく、
普通に暮れていくのでありました。
で、その前の日に偶然スターバックスコーヒーの前を通りかかったのですが、
こんな張り紙を見つけました。
最初は「免費」の文字に、「え!無料なの?」と喜んだものの、
よく読んでみると、
「ハロウィン当日、黒い服または橙色の服をお召しのお客様は、
ドリンクのグレードアップ無料」という意味でした。
ハロウィン当日は午前授業だったので、授業の帰りに
寄ってみました。
思いっきりカブっているのですが、「ゴマ抹茶ケーキ」と「抹茶ラテ」の
グランデを注文。
実は私は普段から上下共に黒を着ていることが多く、この日も着用。
しかし、私の姿を見ても、従業員は何も言いません。
で、聞いてみました。
「えーと、黒い服を-、着てるんですがー・・・。」
すると従業員、一瞬引きつったようになり、目を泳がせながら
「あ、ああー、黒い服・・・、着てますね-・・・。」
結局「グランデからベンティへの無料グレードアップでよろしいですか?」
ということで決着しました。
日本だったら、従業員の方から
「お客様、黒い服をお召しですので、本日は無料グレードアップ
させていただきます!」と、にこやかに対応してくれるのでは
ないかと思うのですが・・・。
まだまだここ桂林では、自己申告しない限りサービスは受けられないのだ
と実感しました。
張り紙も中国語でしか書かれていないので、読めない外国人は
自己申告できないのでサービスを受けられないし・・・。
これから開店するという、鳥取県のスタバにサービス面で追い抜かれるのも
時間の問題かもしれません・・・。