酢豚

イメージ 1

            昨日の昼食は理工大学の四年生と昼食。

           椿記焼鵞で頼んだ「菠萝咕噜肉(ボー ロォー グゥー ラォ ロウ)」が、

           あまりにも

           「日本人がイメージする酢豚」にピッタリだったのにびっくり。


            いわゆる日本の酢豚の原型になったといわれる中華料理

           「古老肉(グゥー ラォ ロウ)」や「糖醋肉(タン ツゥー ロウ)」は

           本来ほとんど豚肉だけの料理で

           パイナップルを入れるものではなかったそうです。

            それが清朝末期に欧米人が多かった広東の中華料理屋で、 
           
           欧米人が好む「甘くて酸っぱい」料理に高級感を出すため

           当時はまだ高級食材だったパイナップルを入れたんだそうです。


           そのため、このパイナップルを入れるという作り方は、

           本場中国よりも海外の中華街で見られるようになったんだとか。


           そのせいか、中には「肉が甘いのは好きじゃありません。」という

           学生もいて、なるほど外国人好みの味なんだなぁと納得。


           ちなみに「菠萝咕噜肉」という名は菠萝がパイナップルの意味で、

           咕噜が古肉と同じ発音なのと、「咕噜咕噜」が美味しそうなものを

           見たときに唾を飲み込む音(日本語の「ゴックン」や「ゴクリ」に相当)

           ということから名付けられたらしいです。


           それにしても、ほぼ三年前に入学してきたときは全く日本語が

           分からなかった四年生の学生たち、今ではほとんど困ることなく

           私と日本語でおしゃべりを楽しめます。中国の学生たちの吸収力

           には、いつもながら頭が下がります。