為人民服務

　　　　　　　　　　　「為人民服務(ウェイ　レン　ミン　フゥ　ウゥ)」というのは

　　　　　　　　　　　元々は中国共産党の政治スローガン。

　　　　　　　　　　　まあ、中国の場合、掲げられているスローガンというのは、

　　　　　　　　　　　そのまま「実現できていない現実」を表していると、

　　　　　　　　　　　私は解釈しています。

　　　　　　　　　　　桂林中心部から農村部へ移動すると、

　　　　　　　　　　　「義務教育は親の責任」というスローガンが目立ち、

　　　　　　　　　　　中心部へ戻れば、

　　　　　　　　　　　「桂林を国際的なマナー都市に」などと掲げられています。

　　　　　　　　　　　どちらも、実現できていないのです。

　　　　　　　　　　　それはともかく、夏休みに入った学生のアルバイトらしき

　　　　　　　　　　　彼らのカバンにも「為人民服務」の文字が。

　　　　　　　　　　　「人民のために働く」といった意味ですが、最近は

　　　　　　　　　　　「為人民幣服務」＝「人民元のために働く」といった

　　　　　　　　　　　現実的なパロディも出現しています。

　　　　　　　　　　　ちなみに、この格好で彼らが売り歩いているのは

　　　　　　　　　　　アイスキャンディーでした。