塩騒動

            昨日、マッサージに行った中医院でテレビを見ていたら、

            「買い占められた塩が続々返品されている。」という話題を

            放送していました。

            さて、どうして塩が買い占められたのでしょうか。
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            実は中国の食塩は「加碘食塩」(圤の下に皿の付いた字は塩の簡体字)

            なのです。

            海に囲まれ、海藻をよく食べる日本ではあまり問題になりませんが、

            大陸の内陸部などでは必須元素であるヨウ素(ヨード)が欠乏する

            ことがあります。そのため、アメリカや中国では塩にヨウ素

            添加することが義務づけられているんだそうです。

            「加碘食塩」は碘、つまりヨウ素が添加された塩なのです。

            ここから、放射能障害を防ぐ安定ヨウ素剤の代わりに、

            塩をたくさん食べればヨウ素がたくさん摂取できる!!

            という発想になったのが、今回の塩騒動の原因らしいです。