馬奶酒

とある事情から、ラオウーさんの発言は知る人ぞ知るネパール人の びかすさん のツイッター風にしてあります。

けいりんうぉーかーさん こんばんは うちで たべるっか



(ラオウーさん宅で食卓についた私に)



しゃしんしゃしん しゃしんとてください

これはいいものですよ すばらしよー



(馬奶酒登場 
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私「どうしたの、誰にもらったの。」)



もらわないもらわない かいましたよ うおるまのきたのほう ありましたよ

(うおるま=ウォルマート)


(私、包装をながめる。「へー、赤峰て書いてある。(赤峰は内蒙古の有名な都市です。)

原料は馬乳と、乳清か。ん、アルコール四十二度?」

桂林ウォーカー心の声 『馬乳酒って、酒って言っても実際は乳飲料で、

アルコールもかなり低いんじゃなかったっけ?四十二度じゃ蒸留酒だろ。

馬の乳を発酵させただけでそんなに高くなるか?』 嫌な予感。)



これはからだにいいものですよ 



『アルコール四十二度で既にダメだろ。』



おーきついね おーみるくのあじ ありますよ いいじゃないか



(どう見ても味わっても無色透明の白酒。ただ、あの味の後に、たしかにふんわりとミルクの風味が。

『いや、おかしい。馬の乳を発酵させてこんな無色透明になるか?この風味も、どう考えても香料だろ。』)



この時、やはり私と同じように疑いを持っていたラオウーさんの奥さんが、意を決したようにバリバリと包装を破いた!


ん? よく見るとこの瓶、どこかで見たような・・・



桂林ウォーカー真実の声「あっ! 底に貴州省・・・って書いてある!(というか、刻印してある!)」
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(見にくいですが、確かに貴州省・・・と読めます。)


そう、それは使用済みの貴州マオタイ酒の瓶に白酒を詰め、ミルクの香料を加えたシロモノだったのです。


・・・この後、急に無口になり、眉間にしわを寄せ、たばこをスパスパと吸うラオウーさん。明らかに不機嫌。



しっぱいました。