カニチケット、購入!

ウルトラマンのような、伝説の紹介から。

 今から数千年前、漢民族の祖先たちは「夾人虫(きょうじんちゅう)」という恐るべき存在と戦っていた。2本のはさみと8本の足を持ち、稲を食べ、はさみで人を襲う「夾人虫」。
 夏王朝を建てたと言われる、治水に秀でた大禹(だいう)は1人の漢民族の勇者を陽澄湖に派遣して、河口に通ずる水路の工事を命じた。
 「若き勇者よ、行くがよい。江南の地、陽澄湖へ!」

 (音楽)ジャンジャジャ~ン!ジャンジャ、ジャンジャ~ン!

          ハ カイ  キョウジンチュウ
    (タイトル)『巴 解 VS 夾 人 虫』

 堀に囲まれた城を築き、明かりを点けて夾人虫を誘き寄せる勇者・巴解。集団で襲ってきた夾人虫は次々と堀に落ちる。「今だ!熱湯攻撃ぃぃぃっ!」見事作戦成功、夾人虫は死んでいく。

 で、ここからが流石に漢民族の勇者、その熱湯で死に、赤く色の変わった夾人虫を食べてしまう。しかも仲間にもおすそ分け。「うまっ!」
 夾人虫の退治方法と「食べるとうまい」ことを発見した巴解はあがめられた。そして夾人虫は、巴解の名から「解の足下にいる虫」つまり解という字の下に虫を書いて「蟹」と呼ばれるようになったそうな。

 ・・・すみません、長々と書いてしまいました。
 中国で「蟹」といえば「大閘蟹」、日本でいう「上海蟹」。上の伝説にもあるように陽澄湖産のものが有名ですが、桂林に専門店がオープン。
イメージ 1

イメージ 2


 1杯ずつ売ってくれるのですが、ここで扱っているのがカニチケット。388・688・988元の3種類。決して安くはないのですが、思い切って388元のを1枚購入。
 12月31日まで有効で、中程度の蟹を4対、つまりオス・メス4杯ずつの料金。しかも有効期限内なら分割しての購入も可、というもの。
 3日の中秋節にまず2対、そしてぎりぎり大晦日にまた2対でもOKというわけです。

 ということで、中秋節上海蟹。楽しみです。

 そして、関係ないですが おめでとう リオ・デ・ジャネイロ!どこかの知事さんには、言ったことはきちんと守ってもらいたいですね。
イメージ 3