雨宿り

 ニコニコ堂に近い楽群市場に買い物に行ったら、トタン屋根が鳴り始めました。

 音の正体は、ほとんどスコールに近い雨。亜熱帯に属し、モンスーン気候の桂林では、この時期突如として大量の雨に見舞われることがしばしば。どのくらい凄いかというと、車に乗っていた場合、さっきまで見えていた信号停止で前に停まった車が、フロントガラスから全くと言っていいほど見えなくなるレベルです。

 桂林人は手ぶらで歩く人が多く、こんな時期でも傘を持たずに歩いている人がほとんど。自転車に乗る場合はハンドルまで包み込む雨合羽を着用します。

 このときは私も友人も傘を持っていなくて立ち往生。仕方なく、市場脇の油茶のお店へ。
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 以前龍勝温泉近くの村の油茶を紹介しましたが、桂林市内でも表通りを少し入った通りなどに小さな油茶のお店がたくさんあります。

 やかん一杯の油茶に、刻んだネギとあられ類で2元。(日本円で30円弱)ほとんど飲み放題に近いです。もっとも、油茶は苦いので、それほど多く飲めるものでもありません。少数民族の人たちは慣れているので、かなり大量に飲むようですが。
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 うちの友人も桂林の少数民族ではありますが、イスラム系の回族なので、油茶を飲む習慣はありません。
飲み始めは苦い油茶ですが、飲み終わると口の中がさっぱりとする感じで、甘さも微妙に口の中に残ります。お茶の覚醒作用もあるのか、頭もすっきりするように思うのは私だけでしょうか。