桂林の夏、といえば

              これしかありません。

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 そう、おとっつぁんの「ヘソ出し」&「上半身スッ裸」スタイルです。これを見るたびに、私は「夏だなぁ」と思うと同時に「おとっつぁんたちがこの姿でいる限り、まだまだ桂林は大丈夫だ。」と感じます。なにが大丈夫なのか、と聞かれても答えられませんが・・・。


 特にこちらで暮らしていると、ときどき「この街は日本の昭和30年代から40年代が日本とは違う形で進化したんじゃないか。」と思うことがあります。
 日本で万国博が開かれた頃は、よく漫画雑誌などに「夢の21世紀」のイラストが掲載されていました。現実の2001年では、日本の姿はイラストとは似ても似つかないものになっていて、分かってはいたもののやはりガッカリさせられました。
 (1970年の大阪万博の記録映像を見ると、入場を待つ人々の列にシャツを胸までまくり上げたり、ランニングシャツにステテコや上半身裸の日本のおとっつぁんたちを発見できます。来年の上海万博で、そんな中国のおとっつぁんたちを見ることはあるのでしょうか。)

 しかし、現在の中国は冗談じゃないかと思うような奇抜なデザインのビルが乱立し、その下に屋台が立ち並ぶハリソン・フォード主演のSF映画「ブレードランナー」に近くなってきました。
 昭和後半の少年が夢見た未来都市が、屋台や駄菓子屋を残したまま存在する、そんな気がします。

 ブレード・ランナー三丁目の夕日がお好きな方、中国へどうぞ。