上海 携帯電話紛失事件 顛末 その③

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 さて、16日土曜日の朝。気分も重く起床。昨晩は出かける気力もなくなり、ホテルの隣にあるスーパーでカップラーメンを買って食事。この朝も、同じくカップラーメンをすすったのでした。

 チェックアウトに向けて荷造りをしていた10時頃。
 友人から部屋に電話が入りました。

 「携帯電話、あったよ!」

 そう、実は携帯電話はタクシー会社に届けられていたのです。しかし、忘れ物の担当者が「計算機」と記録してしまったために、友人の電話にも「携帯電話は届いていない」と答えていたのでした。
 念のために友人が電話したところ、担当者が交代していて、再度確認してくれたところ、携帯電話であることが分かったのでした。

 タクシー会社は南京路。今からタクシーで行けば、ぎりぎりチェックアウトに間に合いそうです。「これから取りに行くよ」と友人に言うと、「ちょっと待って。運転手さんと連絡とるから。」といったん電話を切りました。

 まつことしばし。このままだと、往復の時間がなくなります。

 やっと、電話が鳴りました。
 「あのね、運転手さんが会社の近くにいるから、これから携帯電話を取りに行って、それからあなたを迎えに行って、虹橋空港まで送ってくれるって。メーターは会社からの料金を払うってことでどうかな。」

 ああ、良い人というものは本当にいるものです。

 ホテルから空港へと向かう車中で、運転手の朱さんに聞いたところでは、私が電話したときはまだ仕事中で他のお客を乗せていたため、うるさくて電源を切ったのだとか。その後、会社に届けたそうです。

 まさか戻ってくるとは思わなかった携帯電話、上海ありがとう!

 写真は万博のマスコットキャラクター。オリンピックの次は万博だ!