始皇帝のおかげで桂林米粉は誕生した、というお話。

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 桂林米粉。ガイドブックでは桂林ピーフンなどと紹介されていますが、太さはスパゲッティくらい。

 この桂林米粉、なんと紀元前から存在し、秦の始皇帝と関係があるというのです。

 桂林から70キロ、興安県に霊渠という世界最古の運河があります。湘江と漓江を結ぶ分水嶺で、なんと南シナ海から中国内陸部までの物資の輸送を可能としたもの。始皇帝が建設を命じ、紀元前214年から3年の歳月を費やしたといいます。

 で、このときの工事は全て桂林あたりの南方人が担当したのではなく、わざわざ北方人の秦の兵士が派遣されてきたのだそうです。そして、秦の兵士が困ったのが南方での食生活。南方の米食に対し、北方人は小麦粉を食べる文化。粒々のご飯が喉を通らない。
 そのとき、ある人が米のデンプンで麺のようなものを作ることを思いついた。作ってみると好評で、秦の兵士たちは霊挙を開通させることができたというのです。

 街中にあふれる桂林米粉に、そんな歴史があったとは!