その名も「人参果」。この名を聞いて「
西遊記」を思い出された方、そうです、
三蔵法師が赤ん坊の形をしているために食べることを拒絶したという果実。
三千年に一度花が咲き、三千年に一度実を結び、更に三千年たって熟すもので、一万年の間に三十個しかできず、しかもちょっとしたことですぐに食べられなくなる貴重なもの。
というのはお話の中のこと。この果実、結構多く売られていて値段もそう高くはありません。食感は「トマトとキュウリを混ぜ合わせた感じ」。ほのかに甘いです。
西域で獲れるそうですが、確かに
シルクロードを歩くときにはちょっとした水筒代わりに喉を潤してくれそうに感じました。