今だ!チャンスだ!真空飛び膝蹴り!
『なつぞら』ネタ、続きます。
今日は、主人公・なつが産休明けに新たな作品の作画監督を依頼される、というお話でした。
その作品というのが、
『キックジャガー』!
いや、もう、ツッコミどころ満載です。
まず、本の装丁が講談社KCコミック版『タイガーマスク』そっくり!
本の中身もこれまた、辻なおき先生のタッチそっくりに作画されていました。ここまでやるか!
事実、この時代、東映動画は『キックの鬼』と『タイガーマスク』を製作しているのてすが、まさか二作を併せてこういう形にするとは!
当然、キックボクシングの沢村忠についても触れられましたが、
それを説明する佐藤製作部長役の橋本じゅんさんが、
「真空飛び膝蹴り!」と叫ぶと共にこのアクション!
「大っ好きだっ!」という佐藤部長、この場面はとても演技とは思えないほど。演じる橋本さん、1964年生まれでまさにドンピシャ世代なんですね。
話はそれますが、昭和40年代半ばということで、子育てする主人公たちの真ん中にこんな玩具も。
そういえば、アンパンマンのアンパンチを見せると暴力的になる・ならないの議論がありましたが、
『キックの鬼』も『タイガーマスク』も『アンパンマン』とは比較にならないほど暴力的なアニメでした。それを見ていたお子ちゃまたちは、現在立派な親や祖父母になっているのですから、問題ないと思う私でした。