除夕

           旧暦の12月30日を中国では「除夕」と呼びます。

           あと2時間足らずで、「春節」を迎えます。

           

           日本の年越し蕎麦やおせちのように、

           中国では家族揃って「年夜飯」を食べます。


           例年私はラオウーさん一族と食べるのが常となっています。

           ラオウーさんのお父さんから、ラオウーさん世代、孫世代

           ひ孫世代までの四代が揃うのはなかなか壮観です。

           ものすごく狭い中で食事をすることになるのですが…。


           私を含めてラオウーさんたちはこんな「年夜飯」を食べてます。
           
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           手前が以前にも紹介した桂林正月料理の定番「粉利(フェンリー)」。

           米の粉を練って棒状にしたものを細長く切って、野菜と炒めます。

           色使いが日本の「紅白蒲鉾」と似ているのが面白いなぁと思います。

           その後ろがタロイモのフリッター、さらに後ろがアヒルの素揚げの酢漬け。

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           こちらは干しアヒル

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           鶏のスープ鍋。


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           中国南部の広東省や香港では「盆菜」と呼ばれる

           正月料理が食べられます。干しアワビや干しナマコなどの

           保存食が多く使われているのですが、

           最近は福建省の料理である「佛跳牆」にするのが流行しているようです。

        
           先日出かけた広州のAEONでも予約を受け付けていました。


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           スマホで注文すれば、ほとんどのものが届く現代中国。

           面白いので、クール便で注文してみました。
      
           陶器の容器も付いてきます。

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           解凍して、20分袋のまま煮込んで容器に移します。

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           豚と鶏肉でとったスープに、アワビ、ナマコ、素フカヒレ

           椎茸、アワビ茸などが入っています。

           ちなみに、ラオウーさんがお父さんに取り分けようとしたところ、

           孫たちから「豚肉使ってるからダメ!」とストップがかかりました。

           ラオウーさんのお父さんは、宗教上豚肉を口にしないのでした。

           ごめんなさいお父さん。

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           毎回みんなが集まるとラオウーさんのお姉さんの旦那さんが作ってくれる

           春雨料理、「フェンスー」も絶品です。


           間もなく春節です。