ああ、『惑星大戦争』

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           『宇宙からのメッセージ』という映画に

            友人が驚いていたので

            是非こちらも紹介したいと思います。

           その名は

           
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           1977年の年末に公開された『惑星大戦争』です。

           翌年の夏にアメリカから超SF大作がやってくる!

           ということで、「じゃあ、その前に作って公開しちゃえ!」

           と、なんと10月に入って脚本完成、特撮映画なのに

           製作期間がわずか1か月あまりというとんでもない映画。

           『惑星大戦争』という題名も当初アメリカから来るその大作の

           邦題としてまじめに検討されていたものですが、

           ルーカスが「全世界同じにしたい」と言ったことから

           そちらは『スターウォーズ』となり、流用されたもの。

           
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           主演は 森田健作浅野ゆう子

           
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           こちらが地球の新兵器「轟天号」。「轟天」という名から

           わかるように、この作品は『海底軍艦』の宇宙版として製作されました。

           当初は小松左京氏に原作を依頼したそうですが「便乗企画はイヤ」

           と拒否され、その縁からのちに『さよならジュピター』が企画・製作されます。

           
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           で、こちらが敵のダースベーダ-に当たるキャラクター。

           『宇宙戦艦ヤマト』の影響で皮膚が緑色です。

           
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           お約束で、ヒロインの浅野ゆう子は捕まっちゃいます。

           捕まえているのは敵側の「宇宙獣人」というキャラクター。

           地球侵略を計画しているのに、ショボい集団。

           
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           こちらが敵側の兵器「金星大魔艦」。ちなみに轟天が攻め込むのも

           金星ですが、敵は金星人ではなく、遙か彼方からやってきた異星人。

           自分たちの星に寿命が来たので地球を狙ってます。

           
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           轟天の艦長を演じるのが名優・池辺良。

           
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           轟天を製作したのもこの艦長なのですが、

           「こんなものが二度と作られないことを望む」という意味の言葉と

           共に金星大魔艦に轟天前部のドリルで特攻します。

           ゴジラに対するオマージュが入ってますね。

           
           で、この映画、日本では受けなかったのですが

           海外では結構ヒットしたんだそうです。わからんもんだなー。

           お正月休み、深夜のお供に是非一度ご鑑賞下さい。