ああ、『惑星大戦争』
『宇宙からのメッセージ』という映画に
友人が驚いていたので
是非こちらも紹介したいと思います。
その名は
翌年の夏にアメリカから超SF大作がやってくる!
ということで、「じゃあ、その前に作って公開しちゃえ!」
と、なんと10月に入って脚本完成、特撮映画なのに
製作期間がわずか1か月あまりというとんでもない映画。
邦題としてまじめに検討されていたものですが、
ルーカスが「全世界同じにしたい」と言ったことから
そちらは『スターウォーズ』となり、流用されたもの。
わかるように、この作品は『海底軍艦』の宇宙版として製作されました。
当初は小松左京氏に原作を依頼したそうですが「便乗企画はイヤ」
と拒否され、その縁からのちに『さよならジュピター』が企画・製作されます。
『宇宙戦艦ヤマト』の影響で皮膚が緑色です。
捕まえているのは敵側の「宇宙獣人」というキャラクター。
地球侵略を計画しているのに、ショボい集団。
金星ですが、敵は金星人ではなく、遙か彼方からやってきた異星人。
自分たちの星に寿命が来たので地球を狙ってます。
「こんなものが二度と作られないことを望む」という意味の言葉と
共に金星大魔艦に轟天前部のドリルで特攻します。
ゴジラに対するオマージュが入ってますね。
で、この映画、日本では受けなかったのですが
海外では結構ヒットしたんだそうです。わからんもんだなー。
お正月休み、深夜のお供に是非一度ご鑑賞下さい。