渋谷で警察官をひっぱたいた件
渋谷で警察官をひっぱたいてしまいました。
といっても、私は現在中国の桂林におりますので、
昨日のハロウィンの出来事ではありません。
今から三十年近く前、大学を卒業してしばらくたった頃
大学の仲間と渋谷に集まって飲むことになりました。
飲んだあとのことです。
今年閉店した「東急プラザ」の前で信号待ちをしていたときに、
私はふざけて同期のイナバ君の後頭部を平手でひっぱたいてしまいました。
実はこのイナバ君、地元の新潟からわざわざ休暇をとって
東京の渋谷に出てきていました。
彼とは大学の教育学研究室が一緒で、共に地元の教員採用試験合格を
目指していました。
ところがこのイナバ君、教員採用試験の直前に
「運試し・度胸試し」のつもりで受験した地元の
警察官採用試験に合格してしまいました。
さぁ困ったイナバ君、警察官も教員も同じ公務員、
合格した警察官を辞退すれば恐らく教員の合格もないだろう、
また周囲との様々なしがらみもあるということで、
教員を諦めて警察官になったのです。
ということで、このときは休暇をとっていたとはいえ、
イナバ君は立派な現職警察官なのでした。
私は現職の教員という立場で、現職の警察官の
後頭部をひっぱたいてしまったのでした。
写真は今はなき、思い出の東急プラザ。