ギャフン!まいった!

           ああ、懐かしい!「アオイホノオ」の第九話!

           70年代後半から80年代前半にかけて、

           ボクも同じことをしていました。

           
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           このシーンは間違っています。このような撮影方法の場合

           カメラの左右に照明用の電球を設置する必要があります。

           三脚ではなく、わざわざ撮影台を使用しているのに、

           映像計画学科の学生が照明を設置しないのは考えられません。

           
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           フィルムを切ってスクリプトテープという透明なテープを

           貼ってつなぎます。このテープが結構バカにならない値段でした。

           
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           この映写機、燃(モユル)は当時市販されていた8ミリフィルムの

           「宇宙戦艦ヤマト」を映写しているので、光学再生および磁気録音と

           再生が可能な最上級機であると考えられます。当時十万円ぐらいしました。

           
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           あぁー、Lionのフィルムケースだ!

           高校時代、私は映写機は燃(モユル)同様のものを持っていたんですが、

           カメラは同級生のものを借りていました。8ミリシングルが主流だった時代に

           8ミリダブルという変わり種カメラで、撮影用フィルムを探すのが

           大変でした。このダブルというのは16ミリフィルムを使用するもので

           まずフィルムの片側に撮影し、暗室でカメラを開けてフィルムを入れ直し

           もう片側に撮影するという手間のかかるものでした。これを現像して真ん中から

           二つに裁断してつなげたものを受け取るのですが、フィルム代・現像代も

           バカになりません。機材や材料費を全て合わせたら、たとえ3分でも

           当時の金額で5~60万円は必要です。私の大卒初任給が14万円程度

           でしたから、とんでもない金額だったということが分かっていただけると

           思います。


           あんなに苦労した映像制作も、今や携帯電話とパソコンで簡単にできる・・・

           いい時代になったのか、悪い時代になったのか・・・。