もういくつ寝ると「2012」

 2010年になって、ますます近くなりましたね、2012年。

 まるで、何もなかった「ノストラダムスの大予言」の1999年の夢よ、もう1度といった感じでしょうか。

 先日、私同様DVD観賞された日本人の方と、映画「2012」について話したのですが、「2012年にもなって、何千年前のノアの方舟と同じ方法しかないラストがしょーもない。」という点で意見が一致。

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 しかし、2012年から 遡ることちょうど50年、未曾有の地球の危機を全世界が一致協力して切り抜ける映画が日本で公開されました。

 それは1962年の東宝作品「妖星ゴラス」。
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 1980年、大きさは地球の四分の三ながら質量は6000倍というゴラスが接近。2年後には地球に衝突する、というお話。
 ハリウッド映画なら、アメリカがリーダーシップをとって核攻撃で破壊なんてことになりそうですが、そこは東宝特撮の荒唐無稽さ。
 なんと国連の指揮の下、南極に巨大な施設を建設(南極がどこの領土でもなく人類の共有財産というところがミソ。)、地球をロケット化して40万キロ移動させゴラスをやり過ごしてしまいます。
 「これから元に戻すのがまた一苦労だなぁ」といった意味の台詞で終わるのですが、「2012」より気が利いています。

 なんでもアメリカじゃ、「2012」のその後を描く「2013」というTVシリーズが始まるんだとか。

 日本映画も、がんばってスペクタクルを作って欲しいなぁ、と思うのでした。

 そういえば、ズバリ今年の「2010年」という映画も「2001年 宇宙の旅」の続編として制作されました。主な舞台が「ソ連」の宇宙船で、まだ冷戦状態という設定でした。
 未来ってのは予測がつきませんね~。