咖哩粉
今でこそ、桂林でもバーモントカレーなどのカレーのルーが手に入りますが、かつてはこの「咖哩粉」
さえ珍しい存在でした。
さてこの咖哩粉、日本的なカレーライスを作ろうとするとどうも味が違って役に立ちません。また、中華料理にアレンジされた、「咖哩鶏」や「咖哩牛肉」といった料理に利用されていますが、薄~いスープにカレー風味がついているだけで、日本人が考えるカレーとは全く違う料理になっています。
さえ珍しい存在でした。
さてこの咖哩粉、日本的なカレーライスを作ろうとするとどうも味が違って役に立ちません。また、中華料理にアレンジされた、「咖哩鶏」や「咖哩牛肉」といった料理に利用されていますが、薄~いスープにカレー風味がついているだけで、日本人が考えるカレーとは全く違う料理になっています。
そんなことから、「咖哩粉」はおいしくないとか使い物にならないというイメージがなんとなくできあがっていました。
実際に、この咖哩粉を前に小さい女の子とお母さんの「ママ、咖哩粉!」「それはおいしくないわよ。」という中国語会話を耳にしたこともあります。
実際に、この咖哩粉を前に小さい女の子とお母さんの「ママ、咖哩粉!」「それはおいしくないわよ。」という中国語会話を耳にしたこともあります。
しかし、この「咖哩粉」は本当においしくないのか、役に立たないのか、そんな疑問が浮かびました。
そして、「日本的な使い方や中華料理的な使い方が適さないのでは?」という考えも浮かんできました。
しかし、考えてみるとスパイスそのものは桂林の市場でもたくさん売られています。そこで、今回はできるだけ桂林で手に入る材料で作ってみることにしました。もちろん、例の「咖哩粉」を使用します。
レシピは次の通り。
1 サラダ油大さじ4とクミン(今回は粉を使いましたが、シードが見つかったので次回からはそちらを使います。)2グラムを鍋にかけ、泡が出てきたらタマネギみじん切り200グラムを炒める。
1 サラダ油大さじ4とクミン(今回は粉を使いましたが、シードが見つかったので次回からはそちらを使います。)2グラムを鍋にかけ、泡が出てきたらタマネギみじん切り200グラムを炒める。
2 ざく切りトマト300グラム、咖哩粉15グラム、角切りジャガイモ300グラム、ナスとピーマン200グラム、水100cc、ガラムマサラ(これだけ日本から持ってきたもの)1グラムを混ぜ、ふたをして煮込む。
3 塩で味を調える。(大さじ一杯弱くらい)
できあがりはこちら。
結論から言いますと、見事正解。きちんとしたインド風カレーができました。つまりこの「咖哩粉」はインド風調理法に適したものだったのです。
結論から言いますと、見事正解。きちんとしたインド風カレーができました。つまりこの「咖哩粉」はインド風調理法に適したものだったのです。
次回はガラムマサラも桂林で手に入るスパイスに変えてみようと思います。