たまにはまじめに・・・。

質問をいただきましたので、私の意見という形で答えさせていただきます。

  桂林ウォーカーさんついでに、「私は桂林が好きです。」と「私が桂林を好きです。」と
  「私は桂林を好きです。」の意味の違いもおしえてください


 「私は桂林が好きです。」の場合、(桂林が好き)ということが新しく得られる情報です。それに対し、
「私が桂林を好きです。」は(誰が桂林を好きか)という前提の話題がなければ成立しない形です。
 つまり、後者では(私)の方が新しく得られる情報となります。

 さて、「私は桂林を好きです。」ですが、どちらかというと「私は桂林が好きです。」の方が自然な感じがしませんか。
 
 「お酒が好きです。」と「お酒を好きです。」もよく使われますが、実は「お酒を飲むことが好きです。」を省略した形です。

 「を」は一般的に動詞の対象となる語の後ろに付く傾向があります。そこに主体となる者の意志が働き、対象物が変化したり消耗したりする場合が多いようです。

 ご飯を食べる、ではご飯が変化・消耗していますね。

 私の考えでは、「を」を使用しているのは「桂林を訪れることが好き」「桂林を見ることが好き」といった一連の桂林に関することが好きなのである、ということだと思います。

 もう一つ、「私が桂林を好きです。」の場合、「私が」「桂林が好き」なのですが、「が」は一つの単文の中に二つ存在できないので後者を「を」に置換して意味を整えています。