ちょっと食傷気味?黄油蟹

 ここ数年、夏はこの蟹を大勢で食べているのですが、仲間内からもやや食傷気味の声が。というのも、この蟹、味が濃厚すぎると言いますか、食べ終わる頃には疲れてしまうほど。

香港では高級食材で1両(香港では約三十五グラム)あたり45香港ドルが相場とか。大きめのものだと約六百グラムで軽く1万円を突破します。

桂林ではぐっとお安く、一杯100元ほど。日本円で約1500円ですが、それでも高級食材には違いありません。

淡水で獲れる上海蟹と違い、海で獲れる黄油蟹は酢を付けて生臭さをごまかす必要もなく、黄油と呼ばれる蟹ミソが夏の気温の高さでとろりと溶けて身にからまり、卵はほっこりと味わい深く。

ああ、やっぱり食べずにはいられない・・・。