桂林市内での14日から17日にかけての行動は回避されました。

 微笑(ニコニコ)堂前の座り込み、週末のデモ行進共に回避されました。特にデモについては、既に反日スローガンの書かれた横断幕もできあがり、準備が完了した段階での中止だったそうです。これには公安局の必死の行動があったとのことです。
 日本国内では上海での被害がクローズアップされて報道されていますが、桂林のような地方都市で公安がデモを食い止めたなどということは、まず報道されないでしょうね。ここを読まれた方だけでも、地道に努力している公安の人たちがいることを知っていただければ幸いです。

 ただ、学生はまだまだおさまらないようです。特に5月4日は中国学生による反日運動(五四運動)記念日なので、またまたデモの危険性があります。
 私が桂林のキャンパスに住んでいたとき、学内のイベントにはほとんど招待されたのですが、なぜか体育館でワイワイやっているのに全く呼ばれない日がありました。その日の日付が5月4日。日本人の教師がいても、五四運動はきっちり行われていたのです。
 五四運動に対する姿勢はそんな感じでした。中国人のダブルスタンダードともいえますね。
 そんなわけで、デモの危険性を注意しつつ、今後の動きを見守ろうと思います。