虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!
皆様、
10月から始まった、かつての『タイガーマスク』の続編、
テレビアニメ化されたものには『タイガーマスク二世』があります。
パラレルワールドになっています。というのは、
『タイガーマスク』が漫画とアニメで結末が全く違うことに
起因します。
漫画版では、ドリー・ファンク・ジュニアとの試合直前、
マスクを川に投げ捨てて息絶えるのです。『タイガーマスク二世』は、
この設定を受け継いでいます。
一方、アニメ版では虎の穴のボス「タイガー・ザ・グレート」との
試合で覆面を破られ、伊達直人は封印していた反則技を使って敵にとどめを刺
し、日本を離れます。この設定の下で作られたのが今回の
『タイガーマスクW』です。
第一作のアニメの続編といっても、既に48年・・・。
にもかかわらず、何と第一作の登場人物を同じ声優さんが演じています!
さて、私には『タイガーマスク』のオープニングに関して
子どもの頃から疑問に思っていることがありました。それは・・・
この記事の表題の、オープニングでの台詞
「虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!」のことです。
この台詞は声優の富田耕生さんによるものです。
何故、富田さんなのか?敵の組織の重要な役の声優でもないのに・・・。
実は、この台詞はミスターXの台詞であり、本来は柴田秀勝さんによる
ものが想定されていました。ところが、第1話にミスターXの登場シーンは
なかったため、柴田さんはアフレコに呼ばれなかったのです。
オープニングの台詞があることに気づいたときには既に遅く、
仕方なく富田さんにお願いしたのだそうです。
「虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!」をオープニングで
聞くことができるのです。
実に48年ぶりに、あるべき姿に戻ったともいえます。
オタクで良かった!