黒蜥蜴

           一月二日、近所の東京都写真美術館に出かけました。

           現在、

           深作欣二監督、丸山明宏主演の『黒蜥蜴』が上映されています。

           
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           江戸川乱歩原作、三島由紀夫戯曲の映画化で

           明智小五郎ものなのですが、ただの探偵映画ではありません。


           女怪盗・黒蜥蜴がねらうのは「エジプトの星」
           
           
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そのために、持ち主の娘・早苗を誘拐します。
           
           気絶させた後、服を脱がせるというエロ、若き日の
         
           松岡きっこの肢体がまぶしいです。
    
           
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この作品はビデオ化もDVD化もされていません。

           戯曲化した三島由紀夫の御遺族が反対しているのだとか。

           三島由紀夫はこの作品に剥製と化した生き人形として

           特別出演しています。
     
           
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           そして、初公開当時問題とされたのがこのシーン。
 
           
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現在ならどうということもありませんが、

           昭和四十年代には男と男のキスシーンなど許されるものでは

           なかったようです。


           映画を見ていない方には何のことだかお分かりにならないと思いますが、
 
           私が「えぇーっ!」と不条理を感じたのは

           
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この二人のシーン。「あはははは」じゃないだろう!


           観終わったときの感想は、一言「おなかいっぱい!」でした。